本書は島田潤一郎さんが聞く、小説家・津村記久子さんが、小説家になるまでの道のりが収められた一冊。
4日間のインタビューで語られた、書くことにつながってきたさまざまなこと。決してたまたまに小説家になれたわけではないけれど、それしかないとムキムキ目指したようなものでもなく。まるであたかも初めからそうであったかのように、自然に向かう先にある日々の積み重ね。好きなことを追い求めて楽しむこと、それを材料に立ち上がる思いを筆にのせて、少しずつでも毎日、焦らず地道に歩むことの大切さ。
同年代であるふたりが青春期の当時を振り返る様子も楽しげで、影響を受けた作家や思い出深い作品についてなど、作品の元になった出来事や人物の話も含んだロング・インタビュー。(原口)
著者:津村記久子
聞き手:島田潤一郎
発行:夏葉社
サイズ:117mm × 179mm
その他:208p / 上製本