わたしたちは放っておいたらどうしてもひとりになってしまうので、支え合っていたいとほんとうに思った。今日はとても大事な日だった。それぞれの場所で暮らしていても、一緒に生きていると思えることについて、最近はずっと考えている。ほんとうにずっと考えている。(「2月16日(日)」より)
喜びやままならなさ、かなしみ、希望に触れたとき、何を思うのか。
見つめて、手を伸ばして、祈るように言葉を尽くす。
柴沼さんのまなざす日々を辿りながら、遠くで生きる私たちの日常が、重なって、交わっていく。(嶋本)
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他者や自分を見つめ、日記をつけることで一体何がわかるだろう?
いまを暮らすからだとたましいで世界との距離を測り、ともに生きていくための方法を探り続けた289日。
2022年の元日から毎日日記をつけ、年に一度か二度本をつくる著者の5冊目となる日記集。体調不良、休職、引っ越しといった個人的な変化と、演劇などの芸術鑑賞、旅、周囲の人との関わりや日常のささやかな出来事を含む2025年1月からの289日分の日記と、表題エッセイ「生活の観客」を収録。
-著者紹介文より
《著者プロフィール》
柴沼千晴(しばぬま・ちはる)
2022年元旦からマイに日記をつけ、年に一度か二度本をつくる。自主制作の日記本に、『親密圏のまばたき』『もっとも小さい日の出』『生活の観客』ほか。個人が個人であることやその関係性について考えている。1995年生まれ。東京都在住。
発行:柴沼千晴
装丁・組版:川島康太郎+川島雄太郎
サイズ:四六判変形
その他:316p / 並製本