本ある特定の状況において、どうしても非倫理的なことを行わざるを得ない時の倫理学はあり得るのだろうか、と考える。現実は簡単に切り分けられない。どうしても不正義を行わなければならない時の、かろうじての倫理とは、どんなものになるのだろうか。
-本文より
本書は哲学者であり、作家の永井玲衣さんの散文集。日々通りすぎる、さまざまなことを見つめ、対話するようにまとめられた日記や寄稿の数々。
ふと思い起こす過去のこと、目の前にあるグッとくる印象など、世界の奥行きを探し出そうと目をこらし、耳をすましながら生活するひとりとして、またそれを哲学者としての自身がみつめる澄んだ1冊です。(原口)
著者:永井玲衣
発行:大和書房
サイズ:130mm × 188mm
その他:235P / ソフトカバー