困ってる人文編集者の会、通称「こまへん」。
会社の枠を超えて集まった3人の人文編集者を中心に、デザイナー、イラストレーター、書店員など、出版業界に関わる人々が集い、日々の困りごとを語り合うことを目的に制作されたリトルプレス。
第5号の特集テーマは「あきた。」
編集の仕事も15年目を迎えようという頃、20代のころには想像もしなかった「あきた。」が訪れる。
キャリアを重ねてきた今、果たしてこの先も仕事にわくわくし続けられるのか? 柴山さんによる「おてあげ5」序文では、そんな“中年の危機”を起点に語られます。そして出版の現場に携わる人々による、それぞれの仕事や働くことについてのリアルな思いが率直に綴られております。ですが、決して悲観的なものではなく、なかなか現場では言葉にしにくいことですが、聞き合う仲間がいればこその良さが詰まっており、少し気持ちが上向きになるような、今号はより”おてあげ”的内容に。
また、普段は東京の文学フリマに出店している3人が、文学フリマ・京都へ初出店した様子も収録。バラエティ豊かな1冊です。(原口)
著者:柴山浩紀/麻田江里子/竹田純/井戸本幹也/植田将暉//青木麻衣/吉田(ボブ)/長倉るる/飯田正人
発行:困ってる人文編集者の会(柴山浩紀、麻田江里子、竹田純)
サイズ:148mm × 210mm
その他:87p / 並製本