レシピはあくまでもあらすじ。
本当に大事なのは、一つ一つの行為にある意味(理由)を理解しようとすること。
調味料を入れるタイミング、食材の切り方…。通常のレシピでは省略されてしまうような事柄にも必ず意味(理由)があり、実はそれを理解することこそが料理の要。レシピの行間に潜むことわりの部分を丁寧に解説した「読む料理本」です。
ドレッシングはかけるのではなくまとわせる、冷しゃぶは「ぬるい温度」で食べるなど、いつものごはんをよりおいしく作るコツがたくさん散りばめられています。
日々の料理との向き合い方について、改めて考えたくなる一冊です。(嶋本)
著者:上田淳子
出版社:青幻舎
サイズ:A5判
その他:264p / ソフトカバー