早く帰って欲しいときにぶぶ漬けを出される、一見さんお断りの神話、本音と建前の使い分ける京都特有の「いけず」文化、プライドが高い京都人…。ニューヨークで約9年暮らした著者が、パンデミックによる街の変容に哀しみながらも決めた移住先、京都。地元で採れる食材やお馴染みの料理を食べながら、伝統行事を通し季節の移ろいを感じながら、ひとりで隅々を歩きながら、少しずつ街の横顔を知りゆく。嬉しさとわくわくが大半、しかしどこかやはり手ごわい。"よそさん"が実際に住んでみたことで感じた、ありのままの京都を綴ったエッセイ。巻末には買う、食べる、見る隈なく楽しむ偏愛ガイドが収録されています。京都に住んでみたいが勇気が出ない…という方、京都という街の側面をもっと覗き見たい方に。(韓)
商品情報 |
著者 | 仁平綾 |
出版 | 大和書房 |
サイズ | 132mm × 189mm |
その他 | 192P / ソフトカバー |