天動説から地動説、太陽を中心とした天体理論、そして万有引力まで。近代物理学の礎となる天文学の進展の歴史、各時代ごとに生きた学者たちの思考のバトンのリレーにおいて印刷技術は何をもたらしたのか。天文学の歴史を「印刷」という視点から紐解き、大きな反響を呼んだ東京の印刷博物館での同名展覧会(2018年10月〜2019年1月)の図録がこちら。長らく品切れておりましたが、今回最後の再入荷です。
ニコラウス・コペルニクス、ティコ・プラーエ、ヨハネス・ケプラーら天文学の進展に大きく貢献した天文学者たちと、グーテンベルクにより開発された活版印刷術を受けとめた技術者たち。それぞれの足跡をたどりながら、知性による世界像の更新、天文学のみならず建築学や医学、植物学などの進展において、当時最新のテクノロジーがどのような役割を果たしたのかをビジュアル豊かに紹介します。
各章ごとに施された、コールドフォイル印刷による色彩豊かな箔押しも見どころのひとつ。糸がかりの並製本でありながら、折丁の背やかがり糸が剥き出しのままであるコデックス装で製本されており、180度開いて楽しむことも可能。さながら闇夜に瞬く星の煌めきのような存在感をもった圧巻の一冊を、ぜひご堪能ください。
※製本の都合上、どうしても180度に開き切らないページが一部ございます。何卒ご容赦いただけますと幸いです。
商品情報 |
発行 | 凸版印刷株式会社 印刷博物館 |
ブックデザイン | 中野デザイン事務所 |
サイズ | 257mm × 185mm |
その他 | 274P / コデックス装 / スリーブケースケース入り |