魚をさばくことは
遠い昔から続けられてきた行為であり
命をいただき、命をつないできた
我々の歴史でもある。
(「はじめに」より)
浦安に位置する「鮮魚 泉銀(いずぎん)」という小さな魚屋で生まれ、「日本の食文化を魚に戻し鯛!」を合言葉に活動を行う、世界で唯一のフィッシュロック・バンド「漁港」の包丁ボーカルを務める森田釣竿さん初となる著書。
美味しいものが世の中にあふれ、人々が魚から離れていく中つたえたいこと。自らの手で魚を釣り上げ、さばき、その命を残さずいただくということ。さかなクンとの対談をはじめ、ドチザメ、シイラ、カレイなど、泉銀にならぶ魚たちの紹介とそのおすすめの食べ方、魚ごとの捌き方や保存の仕方、さらにはカツオの尾びれでつくる爪楊枝の紹介(!)まで、ビジュアルと共に分かりやすく丁寧に説明されています。巻末には、お店で出会う常連さんのことや、泉銀のシャッターの裏話、これまで気づかず素通りしてしまいがちな魚の魅力をとことん綴ったコラムも。魚を守り、魚が好きな人を守り、海を愛し見守っていく。深くもあたたかなまなざしに満ちた、台所の傍におすすめしたい一冊です。(韓)
商品情報 |
著者 | 森田釣竿 |
出版 | 時事通信社 |
サイズ | 131mm × 188mm |
その他 | 144P / ソフトカバー |