商品名深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ

価格
税込 3,300
(税抜¥3,000

商品番号 b_vis_pho317

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身近な人たちを題材にし、身辺に起こる様々な出来事をありのままに撮影した「私写真」と呼ばれる写真表現の中で、特に1960年代に独自のポジションを築きあげた写真家・深瀬昌久。本書は東京都写真美術館で開催「深瀬昌久 1961-1991レトロスペクティブ」の展示図録です。
私生活や家族を晒けだした写真の数々は、内なる狂気とユーモアを含み、深瀬自身の瞬間を残しているともいえましょう。いつもそばにあるものたちからこそ、自己の成り立ちがあるという説得力を感じる写真の数々。トモ コスガさんによる丁寧な解説とともに、深瀬昌久の写真表現を知る1冊です。自身の撮影した身辺の写真と見比べてみるのも、面白い発見があるかもしれません。(原口)


■Artist Information

□ 深瀬昌久 (Masahisa Fukase)
1934年、北海道中川郡美深町に生まれる。日本大学芸術学部写真学科卒業。日本デザインセンターや河出書房新社などの勤務を経て、1968年に独立。1974年、アメリカ・MoMAで開催された歴史的な日本写真の展覧会「New Japanese Photography」への出展を皮切りに、これまで世界各国の展覧会に出展多数。1992年、不慮の事故で脳障害を負い、20年間の闘病の末、2012年没。享年78。代表作「鴉」は日本写真の金字塔として世界的に高い評価を得ている。没後に創設された深瀬昌久アーカイブスの働きにより、2017年には仏・アルル国際写真祭にて没後初の大回顧展「l'incurable _go_ste」を開催。2018年、京都のKYOTOGRAPHIE にて国内初の回顧展「遊戯」を開催。また同年、蘭・Foamにて美術館初となる回顧展「Private Scenes」を開催。その開催に合わせて、深瀬がその生涯をかけて制作した作品群を編さんした写真集「Masahisa Fukase」(赤々舎より日本語版、Editions Xavier Barralより英語版及び仏語版)が刊行された。以降も「Kill the Pig」(Ibasho & the (M) _ditions 2021)「サスケ」(Editions Xavier Barral、赤々舎 2021)「家族」(Mack 2019)など、多数の作品集が刊行されている。


□トモ コスガ (Tomo Kosuga)
1983年、東京都新宿区生まれ。深瀬昌久アーカイブス 創設者兼ディレクター。2000年頃より深瀬の作品研究を開始。深瀬の没後、遺族からの依頼を受け、2014年に深瀬昌久アーカイブスを創設。アーカイブ活動に留まることなく、深瀬の展覧会キュレーションや出版物の編集や解説執筆を担う。アート・プロデューサーとしても各種展覧会の企画やプロデュースを手がけ、また写真表現を専門としたライターとして日本写真の現在を各種媒体に寄稿。これまでキュレーションまたは共同キュレーションに携わった展覧会として、深瀬昌久「Private Scenes」(2018年 蘭・Foam)、深瀬昌久「l'incurable _go_ste」(2017年 仏・アルル国際写真祭)、深瀬昌久「救いようのないエゴイスト」(2015年 東京・Diesel Art Gallery)のほか多数。写真表現を考えるYouTubeチャンネル「トモコスガ言葉なき対話」にて日々発信中。www.youtube.com/tomokaflex

-赤々舎HPより
ラッピングOK
商品情報
編集トモ・コスガ、鈴木佳子(東京都写真美術館)、浜崎加織(東京都写真美術館)
編集補助張雅瓊(東京都写真美術館インターン)
校閲・資料編 調査協力山田真弓
発行赤々舎
サイズ216p/220mm × 148mm/ 布張り上製本

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