2014年創刊のリトルプレス『些末事研究』
文筆家として走り出した注目の若き人から、ベテランまで老若男女、味わい深く、言葉のリズムもそれぞれの、書き手の個性光る雑誌です。
今号のテーマは「行き詰まった時」。本屋さんや服飾デザイナー、ライター、歌手、写真家、大学生など、実に多彩な執筆陣。人間が違えば行詰まりも、その捉え方もまた千差万別。いつやってくるかわらない「行き詰まり」。広島・尾道で集まった文系中年男性諸君の対談では、酒場で町で、ふらふら気ままに明るく迷走。夜更けとともに、楽しい時間は過ぎていきます。(原口)
特集 行き詰まった時
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『手っ取り遅い」 山下陽光
『その壁は豆腐の壁かもしれない』 世田谷ピンポンズ
『4枚の写真と27歳沖縄滞在時の日記』 藤井豊
『ヘアサロンに行った猫』 サイトウマド
『行き詰まった時に「どうするか」ではなく「どうすべきか」』 塚田眞周博
『行き詰まらない体』 大阿久佳乃
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座談 『尾道にて。』
荻原魚雷 世田谷ピンポンズ 藤井基二 福田賢治
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『出口なし』 蓑田沙希
『つまったらどうする?』 鈴木潤
『言葉の化学反応』 にしもとさほみ
『触れず焦がれる』 齋藤祐平
『始まりの地図』 中村勇亮
-版元より