私は嬉野どころか、佐賀県にすら行ったことがない。
ほうじ茶は飲むけれど、緑茶はちょっと、とっつきにくさがある。
そんな事前知識で、無事取材がうまくいくだろうか…?
お茶をめぐる、小さなまちの旅の始まりです。(本文より)
本書の舞台は、お茶の産地でもありながら温泉地や焼き物の産地としても知られる佐賀県・嬉野市。真鶴出版の編集スタッフのみなさんが3泊4日の取材旅行中、実際にまちを歩き、出会った人々を通し知ったお茶のあれこれ、嬉野市の魅力を存分にまとめています。日本にも根付くお茶の文化とその背景にある歴史、種類様々なお茶が作られている産地、基本の淹れ方やおいしく飲める温度、お茶をもっと愉しむための道具、などなど…。ひとつの旅日記でもあり、ZINEでもありお茶の入門書でもある。軽快でありながらあたたかみを纏う一冊です。
期間限定で、本書にも登場する「茶屋二郎」さんのお茶パックが付属しています。(韓)