薬剤師・フランス植物療法士の著者による植物療法の実用書。ティザンヌ(ハーブティー)、チンキ剤、ハーブビネガー、芳香蒸留水、精油など多岐にわたる植物療法を基本から丁寧に解説。知っておきたい体の仕組み、ハーブの作用や分類、日々のメンテナンスから体調に合わせた処方など、植物療法の本場・フランスで実践されているノウハウを日本の暮らしに取り入れやすくした処方集です。
些細な体の不調から未病のケア、病後の回復の助けなど、植物療法に触れるきっかけは人によってさまざまですが、なるべく無理のない方法で健やかな日常を過ごせるようになれば、それはきっと心地よいはず。まずは気軽に取り入れられ、続けやすいティザンヌ(ハーブティー)からいかがでしょうか。巻末には本書に登場するハーブを収録したハーブ事典付き。自分や家族の健やかな日々のために、ハーブを用いたセルフケアの指南書、植物版「家庭の医学書」として日常の傍らに置いておきたい一冊です。(岡本)