2014年創刊のリトルプレス『些末事研究』。第七号目となる本号は、『場所と私 -私のテンポ-』と題し、オルタナティブな働き方をする執筆陣によるテンポの話。
時間の流れ、土地に根付く習慣や考え方、過去の自分とのリンクなど、生活の中にうもれていた自らの中に存在する分人を、再発見するかのような特集です。
文筆家として走り出した注目の若き人から、ベテランまで老若男女、味わい深く、書き手の個性の光る雑誌です。
「ノラ商売」 藤井基二
「実家の窓から見える景色」 世田谷ピンポンズ
「日々おなじ場所から」 中村勇亮
「春の憂鬱」 塚田眞周博
「車の免許をとった猫」 サイトウマド
「猫のリズム、人のリズム」 蓑田沙希
「弔いについて」 扉野良人
「悲しさそのもの」 齋藤祐平
「本とインターネットと場所が近づいてくる。」 山下陽光
座談『場所と私 -都会のテンポ、地方のテンポ、私のテンポ- 』
荻原魚雷 南陀楼綾繁 福田賢治