商品名京都文学小景 物語の生まれた街角で

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税込 748
(税抜¥680

商品番号 b_kyo047

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ここ京都では多くの文学が生まれ、書き手たちも様々な時代を過ごして来ました。そんな文学都市としての京都を舞台に、本書では4つのミステリ作品が描かれています。韓国の詩人・尹東柱と同じ名を持つ青年の物語、川端康成『古都』をなぞる双子の姉妹の人生、中原中也ゆかりの「スペイン窓の家」をめぐる不思議な出会い、京都を代表する老舗喫茶で紐解く過去の真相…。それぞれ趣は異なるストーリーですが、一貫しているのは人の運命の数奇さ、肉親との情愛、哀しみの中の一筋の希望を軸としていること。京都ならではの文学シーンをそれらに絡め、各話が独特の余韻をまとっています。特に最終話「「土曜日」のフランソア喫茶室」 では、戦前に実際に発行されていた反体制のミニコミ新聞を題材にとり、史実と虚構を織り交ぜながら展開されるストーリーが謎に満ちて魅力的。著者の丁寧な取材とイマジネーション、そして独自の京都愛が混ざり合ったユニークなオムニバス。姉妹作である前作『京都一乗寺 美しい書店のある街で』から引き続いて関美穂子さんの可憐な装丁でお楽しみください。表紙モチーフはもちろん「フランソア」です。文庫オリジナル。
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商品情報
著者大石直紀
発行光文社(光文社文庫)
サイズ110mm x 150mm
その他258P / ソフトカバー

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