偶然出会ったネズミのセレスチーヌと、クマのエルネスト。そして時には作者のダニエルが、読者とお話する様に軽快に物語が進んでいきます。この世のさまざまな不条理を、ユーモアたっぷりにはねのけていきます。短い31のタイトルにわかれているので、寝る前の1話にもおすすめです。珍しい上下開きの函に入っており、タイトルは艶消しの銀色の箔押しが施されております。枕元に美しく、優しいフランスの児童文学をいかがでしょう。
そして一番最後に、「この本がかたちになるまでのお話」こんなタイトルの紙が1枚入っています。訳をされた渡辺響子さんの書かれたものなのですが、お話を読んだあとにぜひ読んでみてくださいね。プレゼントにも大変おすすめの一冊です。