ぐう ぐう ぐう
とらきちは ゆめの せかいを
ひとりで あるきます
1984年に刊行された当初、当店でも多くの方々に愛されたタイガー立石・幻の傑作絵本。なんと月刊誌「こどものとも」にて待望の復刊です。だるまさんに変身したり、分裂したり、迷路を歩いたり、たくさんのとらに出会ったり。この世のものではない景色の奥に見える地平線が、一層現実感を損なわせる。静かな恍惚感を抱かせる色づかいの妙。すべてがだまし絵のような、夢幻の世界です。折り込み付録に掲載されている「ひともとらも 夢をみる」では、著者の言葉でとらのとらきちが緑色でなくてはならなかった理由にも触れられています。