‟親が望んでいること”と、‟こどもの人生”は、必ずしもイコールではありません。”
植物は根を張り、養分を得て葉を広げ、花を咲かせ実を結び、そうやって育った木はやがて互いに支えあい森となる。本書では"自然の中での保育・子育て"を実践してきた著者が、子育てを一本の木に見立てて、成長に応じて変化する親の心持ちや子どもの気持ちが描かれています。一筋縄にはいかない子育ての中で、疲れた心や迷った気持ちをすっと読める短いセンテンスのたおやかな文章と、小林マキさんの弾むイラストで癒してくれる作品です。子育てに寄り添う人々や、これから親になる方へのプレゼントにもおすすめです。