大正11年から昭和19年までの22年間、東京社から毎月発行されていた絵雑誌『コドモノクニ』。童画家・初山滋は、昭和2年の第6巻から昭和16年の第20巻まで、あるときは純真にして無垢な可愛らしさ、またあるときは繊細な夢幻の世界を描き、その才能を発揮しました。武井武雄によるエッセイ「コドモノクニの頃」や、初山滋氏の長男であり、デザイナーである初山斗作氏による回想記も収録。斬新な構図と構成によるモダンな作品の数々を、どうぞお楽しみ下さい。こちらはソフトカバー版となります。一番冒頭のグラビアページに経年による目立つシミがみられます。それ以外は、ダストジャケットのヨレなどもありますが、概ね古書として標準的な状態です。