ナガオカケンメイ率いる「D＆DEPARTMENT PROJECT」が発刊する、デザイン世代へ向けた、デザイン感性で各地を紹介する観光ガイド”d design travel”。その土地に長く続く風情を大事にし、その土地で暮らす意味を教えてくれる「ロングライフデザイン」を編集テーマに据え、都道府県ごとまとめて紹介しています。今号の舞台は、山も海も近く、農業や漁業、工業や芸術まで多様性に富んだ文化を持つ茨城県。水戸芸術館や茨城県天心記念五浦美術館をはじめ、公園全体を客席とみなしたコンセプトが魅力の古河公方公園・ジェラテリア、山の中に佇むベーカリーカフェ・パンドムシャムシャ&コーヒーの紹介や、長く受け継がれては衰退を繰り返しつつ生まれた、茨城ならではの名物の紹介まで。地元の人にとってはお馴染みの、知らない人にとっては新鮮かつ魅力的なリアリティと地域愛にあふれた一冊となっています。
美しくもクールなピンク色の横顔が印象的な今号のビジュアルは、茨城県出身のアーティスト、ミック・イタヤさんが「このご時世を華やかに」という願いを込め作成したもの。
奥久慈りんごのアップルパイ、しゃも弁当など、大子町付近を隈なく網羅した、実際にローカルから発信されている大子町のグルメブックと、編集長・神藤さんが手描きで作成した、本書では書ききれなかった本音をたっぷりと詰め込んだ『らくがきMAP』付き。