道端でみかける何気ない草花を心に留め、時に言葉として綴り時に写真におさめ続けてきたかわしまよう子さん。その優しい眼差しが小さな一冊の写真集になりました。マンホールの片隅に、コンクリートの隙間から、強く小さく咲き出でる命。それらを見つめると同時に、自身の内部にも語りかけるささやかな言葉も添えられた本書は、日々の何気ない美しい風景、心の中の小さな気づき、そういったものを大切にする気持ちを形にしたもの。「咲くか 咲かないかは 自分できめる」。穏やかながらも力がどこかから湧いてくる、そんな一冊でもあります。
*本書は版元ではすでに品切れとなっておりますが、特別にデッドストックとして少部数のみ入荷いたしました。状態に目立つ難はありませんが、多少のカスレ等ありましてもご了承いただけますと幸いです。