京都・錦市場内の漬物屋店主にして“酒場ライター”。自身でも居酒屋を経営し、その他、画家、踊り子、自称スパイ、様々な肩書きを持っている京都のスター、バッキー井上氏。雑誌「Meets Regional」の創刊以来30年以上、休むことなく続いてきた連載から厳選したベストコラム集です。

幼い頃から通ってきた店の数々、京都の路地、酒場の空気。愉快さと、哀愁。酒飲みの戯言か、はたまた人生の格言か。粋な大人がどういう背中をしているか、バッキーさんの文章を読むと無性に酒場が恋しくなる。本書を片手に京都の酒場を歩けば、本人に遭遇するかもしれません。