私たちの世界には色がある。空は青く、雲は白い。色はとっても大事だけれど、でも、自分の心の中ほど大切なことではないはず。愛はどんな色だろう…? 英国の絵本作家・アングランドの描く少年少女たちが、短くも幼い胸に沁み入る大切な言葉をつぶやきながら、この小さな絵本の中で戯れます。その愛らしくも少しユーモラスな風情は、往年のギフトブックを彷彿とさせる雰囲気を醸し出し、ひとつひとつのポエムと絵を対応させ独自の世界を創り出しています。60年代のイギリスでこれを贈り贈られした子どもたちがいたであろう情景を想像するのも楽しく、小さな詩集、小さな哲学の絵本とも呼べる簡潔で深みのある内容も美しい。アングランド独特の詩と絵の可愛らしい融合をお楽しみください。シミが比較的表裏の見返し部分に多く見られ、特に表の扉部分と最後の1ページ部分は茶色く変色しています。それ以外は書き込み等もなく、内容を楽しむぶんには問題ありません。上記を事前にご了承のうえお買い求めください。