ポルトガルの伝統菓子に魅せられ1985年にポルトガルに渡ったのち、リスボン郊外にてご主人のパウロ氏とともにカステラ菓子工房をオープンされたドゥアルテ智子さん。
現在はここ京都・北野天満宮の近くにて『Castella do Paulo ポルトガル菓子店』を運営されています。30年以上にわたる研究の結晶、まさに図鑑と呼ぶにふさわしい1冊がここに完成いたしました。
”極細のパスタを使ったユニークな一品:アレトゥリーア
加熱調理なしで作れる簡単デザート:ボーロ・デ・ボラシャ
ヤツメウナギを模したユーモラスな一皿:ランプレイア・デ・オヴォシュ
ジャガイモのピュレが入ったどっしりプリン:プディン・デ・バタータ”
などなど全101種、それぞれの起源や物語、食べ方のマナーなどを綴ったコラムと共にレシピが紹介されています。ポルトガルのお菓子は修道院をルーツとするものが多く、そのためか材料がとてもシンプルなのが特徴で、すぐに試してみたくなるものばかり。カステラをはじめ日本とかかわりの深いお菓子が多い事にも気が付きます。
甘い幸せを味わいながら、遠いようで身近な存在、ポルトガルに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。