解剖学者・三木成夫が、それまで聖域であった胎児の生命進化、記憶について書いた名著『胎児の世界』。DNA解析もない時代、そこから35年。こちらは、長く産婦人科医として40年の道を歩んできた増?英明医師を先生役、最相葉月さんを生徒役として進行する対談形式の一冊。胎児の表情や羊水、胎盤や体重のこと。胎児医療、出生診断、医療技術の進化とともに見えてきた新しい胎児の姿は、驚きと感動にあふれています。長い間、胎児論を書いた一般書の世界ではほぼ唯一の存在といってよかった三木成夫の著作と現代の医療を繋げるやわらかな架け橋に。出産を不安に思われている方やその家族にとって、優しく寄り添う一冊です。
商品情報 |
著者 | 最相葉月 増?英明 |
発行 | ミシマ社 |
サイズ | 125mm × 190mm |
その他 | 319P / ソフトカバー |