グラフ社が刊行していた「ハンドクラフトシリーズ」の一冊「木彫り」です。生活の道具や装飾品を作る素朴な手仕事・木彫り。その奥深さを豊富な作品例とともに紹介した見応えのある内容は今読んでも目を奪われます。おなじみのスプーンやカッティングボードをはじめ、水筒や額縁、くさりといった難易度の高いものまで、多様な木彫りの魅力をハンディな誌面で存分に伝えています。それらグラビアを見るだけでも興味深く、木彫りの持つ「用の美」と優美さに魅了されるでしょう。それぞれの型紙も掲載され実際に挑戦したい人にもおすすめ。特に目立つダメージはなく、全体的には古書として標準的な状態です。