人間に動物、サーカス団の面々から、イエスの姿まで。画家、香月泰男が生み出した遊び心たっぷりのオブジェの数々を、随筆家福島慶子が選び、紹介したユーモラスかつ気品漂う一冊。木、紙、鉄と、古材を自在に変化させ、あたたかみのある姿に昇華したおもちゃの数々は、本業でないからこその造形の喜びに満ちあふれています。芸術家が身近な者のためだけに創作をするときにのみ生まれる、無垢な光をまとった作品集。ダンボールケース付き。
こちらは古書となります。見返しの銀紙に変色・褪色がみられますが、本文は特に目立ったダメージはありません。