商品名敗北力 増補版

価格
税込 3,300
(税抜¥3,000

商品番号 b_pub_sur038

  • 注文数量 
  • +
    -
お買い物かごに入れる お気に入り
2000年代以降のものを中心に編まれた、鶴見俊輔自身による自選作品集。冒頭には未発表の詩が4篇、その後には様々な媒体に掲載されたエッセイや論考が収録され、最後には自著未収録稿を配した本書は、氏の晩年の思想が多く込められながらも佇まいはあくまで軽やか、読者の胸にこの哲学者の優れた仕事とそこからにじみ出る精神が静かに沁み通るような美しい一冊です。表題の「敗北力」は、負ける時にこそどういう姿勢でいるか、という氏の思想の根底にあり続けたテーマについて述べられた短い文ですが、これらの文章を通して、もう一度あらためて鶴見俊輔という大きな存在に向き合いたくなる、そんな力を持つ作品集でもあります。「もうろく帖」ともつながる文章がちらほらと楽しめるのも嬉しい。晩年の肉声を拾ったインタビュー形式のあとがきに加えて、加藤典洋による解説つき。こちらは2018年9月に発行された増補版となります。

ラッピングOK
商品情報
著者鶴見俊輔
発行編集グループSURE
サイズ135mm x 195mm
ページ数255P
その他ハードカバー

関連商品