商品名ロザリオ

価格
税込 2,619
(税抜¥2,381

商品番号 b_lit_bun017

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ロシア最初の女性詩人、アンナ・アフマートヴァの初期詩集。 19世紀末に生を受けたアンナは、ロシア文学「銀の時代」に華々しく詩壇へ登場しました。
当時の象徴主義全盛の中にあって、男女の悲哀を叙情豊かに歌い上げた彼女の詩は、大絶賛を持って迎えられました。第二詩集『ロザリオ』の初版が刊行された1914年は、アンナの短い栄光の頂点に位置します。
才能を世間に認められ、新進気鋭の詩人として順調に芸術生活をスタートさせたかに見える彼女ですが、実生活では崩壊の兆しが見え始めます。同じ詩人である夫は家庭を顧みず、幼い息子を抱えたアンナは孤独を余儀なくされます。絶望から搾り出されるようにして生まれた詩の数々がいっそう澄み渡り、傑作の誉れを集めたのは芸術家の皮肉な運命なのでしょうか。
本書は、後にノーベル賞候補となった詩人の黎明期の作品に処女詩集収録の数点を加え、刊行当時の雰囲気を再現した瀟洒な製本でお届けします。ぜひ実物をお手に取っていただき、生きづらい時代をたくましく生き抜いた一人の女性芸術家の言葉に耳をすましてください。

現在、アフマートヴァの『自転的散文』(1965)より抜き出された「わたしのことをちょっと...」というタイトルの短文が特典のリーフレットとしてついております。なくなり次第配布は終了となります。

商品情報

著者:アンナ・アフマートヴァ / 訳者:木下晴世 / 出版社:ブックワークス響 / 168mm×129mm / 128p / ソフトカバー / 2381

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