思想家、武術家・内田樹の道場「凱風館」の設計をはじめとして、数々の建築を手掛け、ドローイング作品を描く、建築家・光嶋裕介。「空間を身体で思考する」というテーマを携えて、表現者たちと重ねた対話をまとめた一冊。後藤正文、内田樹、いとうせいこう、束芋、鈴木理策。音楽や思想、身体や芸術、言葉や写真。それぞれの分野で表現と向き合う人々の言葉から、光嶋さん自身が考えたことや、浮かび上がる思想が綴られています。対談後の内省的な振り返りやメモがこの本の個性でしょう。無制限に広がった話を光嶋さんの身体に集約していく。学び、知るということの本来の喜びが詰め込まれた思索のノート。
本屋の特集一覧
| |