「体の贈り物」などの著作で知られる作家、レベッカ・ブラウン。久しぶりに邦訳された新作が届きました。ナンシー・キーファーが描いた15枚の肖像画に導かれ、対話するように紡がれる物語、あるいは散文、詩のようなもの。翻訳家・柴田元幸が「まるで呪文のよう」と表した独特のリズムは、読む者の身体の芯に響く、不思議な魅力に包まれています。ブラウンの文章は決してキーファーの絵に対する解説ではなく、まるで絵と文が同時に生まれたような、見事な共振をみせる一冊となっています。詩の専門出版社・思潮社より。
266 MONKEY
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