商品名うしろめたさの人類学

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税込 1,870
(税抜¥1,700

商品番号 b_pub_mi018

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急激で大きな変革をもたらすことではなく、「世界」をあたらしいリアリティを持って捉えることで、そのバランスを回復していく。そんな「わたし」となるためには?
最貧国・エチオピアや中東の都市でのフィールドワークを通じ、冨と所有の分配、貧困や開発援助などについて研究する文化人類学者、松村圭一郎さん。本書は、松村氏が〈構築文化人類学〉という新しい学問のアプローチによって、「わたし」と「世界」のつながりを丹念に紐解いた一冊です。
日本とはまるで異なる状況を生きるエチオピアの人々の感情や関係性のありかたとの対比から、私たちが当然の前提として受け入れている国家や市場の制度を捉えなおし、それらが作り出す社会の空気をどのように再構築することができるのかを探ります。人文学の分野ながら一貫して実感から離れることのない語りかけるようなテキスト、フィールドワークで出会ったエチオピアの人々の写真や滞在時の日記からの抜粋が章立ての合間に挟まれることで、より論旨が伝わりやすい構成。物質的な豊かさのなかで孤独や分断を深めていく現代に、他者への共感と新しい倫理をつかむための大きなヒントとなる本。(涌上)
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商品情報
著者松村圭一郎
ブックデザイン尾原史和(SOUP DESIGN)
サイズ130mm×188mm
その他192P/ソフトカバー

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