イラストレーターとして活動している彦坂有紀・もりといずみによる彦坂木版工房。日本の伝統工芸「浮世絵」と共に発展してきた木版画の技術を用いて、わたしたちの生活になじみのある食べ物をモチーフに作品を制作しています。

四作目となる今回のお話では、みずみずしいお野菜が、美味しいスープに生まれ変わります。版画の精巧さと色の表現が美しく、優しい響きとリズムのある言葉で、語りかけてくれる絵本です。小さな赤ちゃんから幼児さんまで、幅広くお楽しみいただける内容です。お野菜が少し苦手なお子様にも、ぜひ読み聞かせてあげてください。
どんなお味かしら、とお話しながら読むと『お野菜のスープ、食べてみたい』と笑顔で答えてくれると嬉しいですね。