商品名長崎 幻の響写真館 井手傳次郎と八人兄妹物語

価格
税込 2,160
(税抜¥2,000

商品番号 b_vis_pho101

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77歳で亡くなるまで原爆のことを何も語らなかった長崎生まれの母。実家の引き出しで見つけた被曝手帳、そこに書かれた被曝年齢「十七歳」の文字。彼女は失った風景の中で何を思ったのか。母の物語をたどるため、著者である根本千絵さんは、八人兄妹だった母の兄や弟、妹たちへのリサーチを始めます。
本書は、長崎市片淵で生まれ育った兄妹たちの記憶と、取材の途中で見つかった1300枚にも及ぶガラス乾板(ガラスのネガ)という記録を通じて、母とその兄妹たちの幼少期から青年期の日々、そして兄妹たちの父(著者にとっては祖父)である井手傳次郎が昭和二年から16年間だけ開いた幻の写真館「響写真館」の在りし日々をたどった家族史です。
当時の女学生の憧れだったというモダンな洋館の響写真館。モボ・モガだった傳次郎・梅子夫妻と、そこに生まれた個性豊かな八人の兄妹。戦争に向かう激動の時代の中で過ごした、短くも愉快で幸福な時間が、パッチワークのように繋ぎ合わされる断片的ないくつもの記憶と、ガラスネガから焼き付けられた170枚以上の美麗な写真から浮かび上がってきます。そして、そこにやがて訪れる八月九日。
ひとつの時代、ひとつの家族を記録した貴重な写真集であると同時に、いくつもの語りを集め、遠く過ぎ去っていったはずの母とその家族の日々を集め描き出してゆく著者の10年に及ぶ旅の記録でもある本書。自らの家族史を省みること、若い世代にとっては一見遠く思える時代や場所や人々と繋がることへの想像力を促されるような一冊です。
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商品情報
取材・編集・文根本千絵
アートディレクション山崎加代子
印刷・製本昭和堂
ページ数256P
その他180mmx257mm/ソフトカバー

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