平野レミの実父であり、和田誠の舅であり、仏文学者であり、雑学の大家でもある著者が描き出す非常に真面目なオカルトの世界。オカルトって何だろう、超能力って何だろう、星占いは?黒ミサは?と、純粋な好奇心と幅広い知識で持って、疑問にひとつひとつ真摯にあたった姿勢は読めば読むほど引き込まれ、その少年のようなピュアな心で世の中の不思議を解き明かそうとする気概に読者は感動すら覚えます。知識人の茶目っ気と奇妙な山っ気が同居したユニークな一冊。装丁はもちろん和田誠、中面にもイラストが添えられ、内容とあいまって独特の魅力をたたえています。ダストジャケットに相応のくたびれ、小口のヤケ等はありますが、いずれも経年並みで古書として標準的な状態です。
商品情報 |
写真 | 平野威馬雄 |
出版社 | 平安書店 |
サイズ | 130mm × 185mm |
ページ数 | 268P |
その他 | |