昭和を代表する中間小説の大家・獅子文六の代表作のひとつをちくま文庫が生まれ変わらせました。主役のモエ子は女優でありながらも実はなぜかコーヒーを淹れる名人。そこから生まれるすったもんだの人間関係を何ともユーモラスな筆にのせて、物語は進みます。独特ののんびりした雰囲気を楽しみながら、かつ昭和の風俗や時代の情景も楽しめる往年の名作。コーヒーを愛してやまない人たちが
次から次へと登場し、コーヒー好きにも溜まらない本作は、アロマ香る素晴らしき逸品です。元々のタイトルである『可否道』も素敵でしたが、改題後のこのタイトルもなるほどの味わい。復刊以来、当店でもロングセラーとなっています。解説には曽我部恵一。
商品情報 |
著者 | 獅子文六 |
出版社 | 筑摩書房(ちくま文庫) |
サイズ | 110mm x 150mm |
ページ数 | 400P |
その他 | ソフトカバー |