吉行淳之介、安野光雅らが責任編集に名前を連ねるセンスシリーズ。こちら第三巻のテーマは「味覚の記録」。人生と深くかかわりあう味について、さまざまな分野の人々約70名の随筆が寄せられています。村野四郎がうなぎを語り、高峰秀子がカニを語る。そんな具合に興味深い味覚についての思い出、考察が並びます。その他、特別収録として鎌田久子「民族学的食物考」他3点の論文を収録。途中に挿入される宇野亜喜良、和田誠などによるイラストも必見。当時の活気が伝わる編集ぶりとなっております。小口にシミ、カバーに痛みがあり。本文は目立つダメージありません。月報付き。外函欠け。